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STAP細胞 [思いのまま]

笹井副センター長の自殺という悲劇に世の中は様々な反応である。概して世の中の見方は冷ややかだ。

マスコミの異常な下世話的取り上げ方に研究一筋で生きてきた方だけに耐性が無かったのか。いや普通に生活をしている人間でさえ、というか我が身に置き換えてもどれほどの絶望感に追い込まれてしまうだろうことは想像に難くない。

以前金融界で禄を食みバルブ崩壊の渦に飲み込まれた際、何人もの友人が死を選んでいたのと彼我の差はあるがある意味同じ状況ではないだろうか。

今回の事件で思うことは、世論の大方は笹井氏や小保方さんへの非難に終始しているようだが、その裏にある背景にメスが入っていないように思える。それは理研の有り様だ。ここからは個人的な想像でしかないが、組織的行動の特質には個人の思いとか夢とかとは違った人間を変質させる偏執的行動を要求されると言うこと。理研の権威・権力の強化=研究費の導入、関西と関東との抗争、京大対東大も探る必要がありそうだ。

同じ状況は医学の世界では相変わらずの医局講座制が脈々と継承されており、一人の医師としての魅力と教授としての振る舞いを見るとき極端な落差を感じることしばしば。魅力を感じる一医師でありながら医局という組織を背負った時にはヤクザと紛うような発想になっているのを垣間見ることがある。理研も医世界の一翼だ。そんな価値観の延長に今回の事件があると思うのは見当違いだろうか。
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