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アンナプルナ内院へ (5) 20131202~14 [アンナプルナ内院]

2012.12.07(5)

デウラリからアンナプルナB.C.(4130M)へ
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昨晩は不安定な午後になっていたが、夜半には満天の星になり、快晴の朝を迎えた。今日は一気にアンナプルナB.C.(4130M)=ABCを目指す。ドバンまではアップダウンの繰り返しで高度がなかなか稼げないのだが、ドバンからは確実に高度を稼ぐので疲労感をこえた充実感が実感出来るのが嬉しい。
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8時に出発する。マチャプチャレB.C.(3700M)までは谷間なので視界はよくない。サウスは隠れ、マチャプチャレのピークは辛うじて稜線上に覗く。9時には前方にガンガプルナ(7454M)がはっきり視界に入るが、アンナプルナⅢは見えない。
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10時半頃にはマチャプチャレB.C.=MBCのロッジが見える。ピークアウトしたとはいえ多くのトレッカーが行き来している。会うたびに「ナマステ」と挨拶を交わす。ここでも何気なく挨拶を交わして去ろうとしたら、呼び止められた。
なんとガイドのミンマさんだ。ドイツ人のトレッカーを引き連れて下山するところだ。
久しぶりの再会にハグして挨拶をする。彼はシェルパ族のガイドで私自身がガイドを頼んだことはないが、知り合いの友人としてお付き合いをしている人。彼とはポカラかカトマンドゥでの再会を約して別れる。
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MBCのロッジは右手と右手前方にある。10時45分上のロッジでランチになる。ここではモディコーラはガンガプルナ、アンナプルナⅢを源流とするコーラとⅠからのコーラが合流している。右手にはモレーンが迫り上がって壁を作っている。
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ここからはモレーンの左手に沿って登る。さすがにここまで高度を稼ぐと一気に温度は下がって水も時々流れを失って氷り状になっている。ひたすら高度を稼ぎ1時にはABCのロッジが視界に入る。アンナプルナⅠは相変わらずクリーンには見えない。雲の切れ間から時々らしき姿は見えるのだが。

最終目的であるアンナプルナⅠが望めることを祈りながらロッジに入る。後ろを振り返るとマチャプチャレは見えている。何回も来たヒマラヤ・トレッキングで最終的には目的のピークを見ることが出来ていたので今回もなんとか天候回復を祈ろう。
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1時半にはABCのロッジに着く。右手には右からテント・ピーク(5663M)シング・チュリ(6501M)が見える。テントピークは名前に似ずテント風でないのに違和感を感じた。
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荷物を置いて4200Mの小高いピークに向かう。途中には多くの慰霊碑が建っている。非業の死で無くなったクライマーの無念さが伝わってくる。不思議なことに韓国人の慰霊碑は何故か大きく目立っていた。これはここに限らず見られる現象。国民性なのだろうか。
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右手にモレーンの壁を見ながらピークに立つ。そこではU字状にえぐられた谷が足下に広がっている。ひょっとしたら足下は庇の上かもしれない。氷河はさらに上部に登らないと存在しない。どこの氷河でも起きている温暖化による後退は目を覆うほどだ。それにしても氷河の勢い、その力を実感する。氷が地球をえぐって削った跡は凄まじい。
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夕刻になるとアンナプルナⅠも雲が切れて完全な姿でお目見えだ。今度も運が巡ってきた。夕日を後ろに受けてシルエットになっている。マチャプチャレは夕日を受けて赤く色づいている。有り難う。
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