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アッパードルパ(ドルポ)トレッキング 8チャルカボート(4110M)へ ・そのⅠ [秘境アッパードルパのトレッキング]

8月5日(月)

次の目的地は四日がかりでチャルカボートを目指す。チャルカボートは411OMだが、その間には5300Mのパスを含めて4つのバンジャン(乗越)を越えなければならない。
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幕営地は学校の前にある草地。右手に流れるコーラ(川)との間に集落がある。普通なら子供達が物珍しげに寄ってくるのだがここではその気配はない。古老と思しき老人がマニを回しながら来てガイドと何やら話し込んでいる。さっき山羊の一段がカルカに向かって出発した。家畜を毎日草地に連れて行くのが日課だ。数え切れない数だが飼い主の家畜がどれなのか耳に目印が付いているので識別が出来る。
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ドルチさんは朝から手の込んだ料理を用意してくれる。私の好物と知っているコロッケだ。きっと高度障害で食欲がない私を気遣ってくれたのだろう。ガスター10を飲んだので胃のムカムカ感は解消してきたので、ちょっと無理をしながらいただいた。

7時には出発する。今日は何度もバンジャンを越えるのでタフですよ、とガイドから脅かされる。高度障害が解消気味とはいえちょっと不安が過ぎる。ガオンを離れると直ぐにコーラに合流する支流を徒渉する。水量が多く、膝までつかるほどなのでラクパさんが背負ってくれて対岸に。ラクパさんに寄れば以前には簡単に渡れるコーラだったそうだ。
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コーラの反対側に石造りの廃墟化した集落がある。そこはサンタの住民もその故事来歴を全く知らない集落の跡だそうだ。集落の周りには耕作可能な土地もあるのにこの貧しいエリアで何故そこに手を入れないのか不思議でならない。何か呪いとか悪霊の話でもあるのか、あるいは村人が全員、疫病に罹患して死んだので誰も近づこうとしないのか。今となってはもっと深く事情を探索すれば良かったと心残りだ。実際には体調もいまいちだったのでそういう意欲も湧かなかったというのが現実だ。
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なだらかな上りのトレイルだ。8時15分右岸に渡る。しばらく進むとそそり立つ岩壁に沿って急登が続く。9時40分厳しい上りも終わるが、その先も多少緩やかな上りが続く。タフな上りが終わってピークに立つ。ここからはコーラに向かって下る。
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コーラまで下り12時左岸に移る吊り橋の手前でランチになる。
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2時には出発。直ぐに吊り橋を渡って水面近くのレベルを移動する。しばらく行くと急登が始まる。息の上がる急登が終わって低木帯に入る。しばらくは上りが続き3時には草地になる。正面右手に2段の滝が目に入る。この一帯は高山植物の花が咲き乱れている。緑の絨毯に覆われて紫、ブルー、黄色、ピンク、白の花が心を和ませてくれる。
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対岸遙か彼方の急斜面を鹿の一団が移動している。なだらかな下りのトラバースの先に平坦な幕営地がある。今日のテント場だ。振り返るとカリカンダキの対岸にあるトロンピークも雲間から辛うじてピークをのぞかせている。その先にはガウリチャンも。登山禁止の神聖な山だ。
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ここで仲間を紹介しよう。ガイドのダワさん、カメラポーターのラクパさん、コックのドルチさん、キッチンポーターのダワさん、ヌルブさん、ポーターはガイドのダワさんの甥(お兄さんの子供)ジャンブー、その友達のチャンバー、兄貴格のダワ(3人目のダワさん)だ。
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