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アッパードルパ(ドルポ)トレッキング 4プロローグ  [秘境アッパードルパのトレッキング]

ヒマラヤの秘境アッパードルパに向けていよいよカウントダウン。数日後には機上の人となるが、本日ドルへの両替を終えてあとは食材の追加購入をしてそろそろパッキングを始めないと。帰路ジュファールからの飛行機の目処は相変わらず不透明との連絡が現地から入っている。

最終的なルート決定は現地入りして地図を見ながらの打ち合わせとした。今回は8000M級の山が望める場所はなく、4000~5500Mを何回もアップダウンする古きチベット文化を巡るルートで、前半では河口慧海の辿ったルートを辿り、その先は映画「キャラバン」のロケ地にもなったポクスンド湖を目指す。

*河口慧海(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E5%8F%A3%E6%85%A7%E6%B5%B7)は明治時代に鎖国下にあったチベットで修行を目指し、ネパールでその下準備をしたのがジョムソンの南にあるマルファだ。以前に行ったことがあるが今でも記念館がそこに残っている。河口慧海はジョムソンからダウラギリの北側を西に向かい、諸説あるがマリング・バンジャン(パス)を越えてチベット入りしたと言われている。

今回はそのトレイルを辿りながら、その先ポクスンド湖に向かっていくいくつかのルートがあるが、どのルートにするのかはガイドのダワさんとカトマンドゥで決めることになっている。

いずれにしても今回はジョムソンから一気に4000M超に上り詰めるので最初の高度順応が難しい。その後もほとんどが4000M超、最高地点で5500Mの移動になるのとしばしば積雪に遭遇する事もあるそうだ。それと徒渉する際の困難度がどの程度なのか不安一杯だ。日本人の入山記録もほとんど無く、ガイドもこのエリアは初めてと言っている。未知の世界を歩く緊張感と魅力が交錯する。

アッパードルパはNHKの報道にもあったが、冬虫夏草の産地で金山ならぬゴールドラッシュが起きているらしい。秘境であり続けられるのは時間の問題かもしれない。

スタート地点ではダウラギリ、アンナプルナ山群、ニルギルと高名なピークを望めるが、その後の山岳風景はどんな状況か、狙いたい写真としての被写体があるのか、楽しみでもあり、不安でもある。

一番の気掛かりは終着地点のジュファールの飛行場が工事中という事。8月末に終わっていればそのまま機上の人になれるのだが、その可能性は4分6分か。そうなるとドュナイからさらに1週間ベニに向けてトレッキングになる。そうなると体力の限界を超えてしまうのではと不安一杯だ。

下山してからのバスタブが心待ちになる。ポカラではいつもはホットシャワーだけのホテルだったが今回はバスタブ付きのホテルを手配して貰った。
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