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再度エベレストトレッキング(2012・1015~1113)11 [コンマ・ラからエベレストへ]

2012年10月28日(日)

ゴラクシェプ(5140M)へ
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早朝から慌ただしい動きだ。多くのトレッカーは早朝3時頃に出発してカラパタール(5550M)をめざし、その日のうちに当地に戻る。私はのんびりゴラクシェプ(5140M)を目指し、カラパタール登頂は明日の予定だ。
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朝早くからヘリの音に何事かと表に出る。昨夜来から降った雪は止んで快晴のなか目の前にある氷河上のフラットなところにヘリが着陸寸前だった。雪煙がへりを囲むように巻き上げられて逆光に幻想の世界を作っている。
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物資運搬かとダワさんに尋ねると、昨日ホースライディングで登ってきたマレーシア人一行に重篤な高山病患者が出たためのレスキューヘリだと分かった。立て続けにもう一機。一人ではなく複数の患者が出たと言うことらしい。昨今はヨーロッパからの人だけではなく、途上国からの入山者が増えている。その場合は当然金持ちでなければ来られないから、いわゆる成金か、貴族趣味の人に限られる。成金が金に飽かして遊び感覚で来る観光地になってしまった感がある。残念なことだ。
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テントの前に来客だ。マウンテン・フィンチという鳥だそうだ。この名前、本当かなとちょっと疑うけど(笑。
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9時出発する。昨晩の雪で一面銀世界になっている。幸い歩行に障害が起きる深い積雪にはなっていない。ゴラクシェプ(5140M)には4時間の行程と聞いている。高度差も少なく、のんびり景色を楽しんでいこう。左手にはロブチェ氷河のモレーンが見える。
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9時15分にクンブ氷河の右岸に入り広大でフラットな雪原を一歩一歩進む。正面にはプモリが見える。ゴラクシェプに着くまではエベレストはヌプチェに遮られて見ることは出来ない。一瞬エベレストかと見紛う山容が見えた。それはチベット側にあるチャンチェ北峰(7583M)でエベレストとプモリの間にあるエベレストそっくりの山だ。
幸い雪は深くなく歩きやすい。10時半にはエベレストに命を捧げたクライマーの慰霊碑があった。
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再び急登のトレイルになる。12時15分にはロブチェパスを通過する。ここからはゴラクシェプ(5140M)のロッジが眼下に望める。あと一息の下りだ。すぐにキャンプサイトに着いたが、すでにテントが張られて、いつものホットオレンジが運ばれてくる。
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テントに入ろうと近づいたらなんとヒマラヤ雷鳥が餌を啄んでいた。日本の雷鳥より派手な柄だ。日本の雷鳥の方が清楚な感じがする。
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今日は負荷の少ない行程になったが、明日はカラパタールへの登頂になるので体力を温存しておかなければならない。
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ロブチェほどの雪はないが、寒いことには変わりはない。ここでもロブチェと同様寒さを凌ぐために小屋に入って暖を取る。
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