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再度エベレストトレッキング(2012・1015~1113)10 [コンマ・ラからエベレストへ]

2012年10月27日(土)

ロブチェ(4910M)へ
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今日はロブチェを目指す。当初計画ではペディからロブチェに一気に行く予定だったので、半日分の行程になる。今日は楽勝だ。そんなことでゆっくりの出発になった。眼前には小高いモレーンが横たわっている。その裏にはクンブ氷河がある。
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10時過ぎの出発になった。後ろを振り返ると昨日苦労して降りてきたコンマ・ラからのトレイルが見える。10時半にはモレーンの頂点に着く。そこからはヌプチェ、プモリが左手にはタブチェ、チョラチェの展望が広がる。ここではヌプチェも存在感を示している。ヌプチェはどこから見てもだいたいはエベレストの下半身を隠す悪玉役を演じているし、後方にエベレストを控えているので山容も浮き立つこともない目立たない山なので、ここから望むヌプチェは存在感を示している。
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この先は氷河特有のアップダウンの繰り返しだ。クンブ氷河もこの一帯では岩と砂に覆われて氷が露出するところはまれだ。大きな凹みに小さな氷河湖が出来ているところもある。標高差はそれほどあるわけではないが、タフな移動になる。前方は氷河の突起で確認できないが、ダワさんは確実にトレイルを外すことなく前進する。山岳地帯なら足跡など何らかの痕跡を慎重に探ればまずは迷うことはないのだが、氷河の上ではそうはいかない。ガイドの存在を一番感じる瞬間でもある。
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タフなアップダウンの繰り返しだが、氷河の表情がどんどん変化していくのでそれを観察するのは楽しい。11時半には氷河の対岸に近くなったのかようやくロブチェのロッジが視界に入る。スタート地点のモレーンは大きく盛り上がって急峻な登りだったけど、ロブチェ側のモレーンはそれほどの盛り上がりにはなっていない。
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12時15分ロブチェに到着する。ここはディンボチェからカラパタールを目指すメインルートになるので、多くのトレッカーが行き交っている。今までの静寂から喧噪の世界に舞い戻った。エベレストへの銀座通りと云うことだ。ヌプチェが見事に映える。チュクンで分かれてティンボチェ経由で上がってきたゾキョとも再会だ。
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キャンプサイトに幕営し一息入れるが、さすがにじっとしていても寒さが身に堪える。ガイドはじめ仲間達は目の前にあるロッジのダイニングで団らんに花を咲かせていた。そこに仲間入りだ。ストーブにはヤクの糞をくべて暖を得ている。ストーブのすぐそばに座って暖まりなさい、と一等席を譲ってくれる。申し訳ないが、それに甘えて膝が熱くなるような場所で体の芯を暖める。夕ご飯もロッジで食べましょうという事になってこの場に用意してくれる。陽が落ちると寒さは一段と厳しくなる。テントに戻るのが怖い。よほど体を温めて一気にシュラフに潜り込まないと。ところがテントに戻ろうと外に出たら雪がしんしんと降っていた。明日が心配だ。
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