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原発=放射線=問題 [思いのまま]

忘れもしない3.11に起きた東日本大震災そして原発事故。没落の道をひた走りとも言われる日本に最後となるかもしれない警鐘が鳴らされた。その後の対応は想定外といわれる事件だけに全てが後手後手になってしまった。

震災は自然現象で不幸ではあるけど地球に生きる人類として避けがたいことであったが、原発事故は明らかに人災であることは言うまでもない。しかも広島や長崎と違って日本人によって作られた被害であることは重要な事実だ。

放射線の恐怖が改めて少しずつ白日の下に明らかになってきているが、放射線のコントロールが困難で何十年、下手をすると百年の時間経過にも悪影響を残してしまうと言うことだ。

そのようにコントロール困難、しかもその悪影響の及ぶ広さ、深刻さを考える時に、経済合理主義優先で安直に原発の建設を進行してきたことは人類にとって最悪の汚点では無いだろうか。さらに全世界とりわけ開発途上国が必死に原発建設を急いでいるが、それを日本のメーカーは自社の業績本位だけで輸出を目指すことは日本で経験したリスクを世界レベルで拡散することにあるという事だ。

福島第一の3つの原発崩壊は日本の技術力があったからこそ、もっと深刻になるものを抑制出来ているのであって、科学的インフラの脆弱な開発途上国ではそのリスクは高く、事故が起きた場合には地球規模での放射線問題を覚悟しなければならない。それは中国の新幹線問題からも伺うことが出来る。

国家財政が破綻しかけているのに、放射線問題で国民が背負う負担はさらに国家財政を追い込んでいく。しかも政治的幼児性=ポピュリズムは日本の全体最適の解を得ることをきわめて困難にしている。贅肉落としも出来ず、財政健全化のために課税強化も出来無いままでは落ちるところまで落ちないと再生は困難だと言うことになりそうだ。
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