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ゴンドゴロ・ラからK2⑨ ゴンドゴロ・ハイキャンプへ(20100807) [ゴンドゴロ・ラからK2へ]

計画ではゴンドゴロ・ラを越えてカンコリアに向かい、バルトロ氷河を下る事にしていたが、天候が芳しくない日が続き、ポーター達が交換している情報ではアスコーリからスカルドまでの道が随所で崩壊しているとの噂も飛んでいた。結局帰国の日程へのリスクを避けるため、ゴンドゴロ・ラ(5700m)だけを目指し、そこから引き返す計画に変更せざるを得なくなる。

その結果、ほとんどの荷物を上げる必要が無くなり、ゴンドゴロ・ラ往復に要する食料だけを上げれば良くなった。ポーターは避難所があるキュスパングに止まり、数人のポーターが我々の食料とテントを荷揚げするために往復することになる。
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私と同行するガイド、カメラポーター、キッチンボーイ、ポーターリーダーだけでゴンドゴロ・ハイキャンプに向かう。
今日の行程は3時間程度のトレッキングなので、ゆっくりした出発になった。
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10時に出発。この先には新雪が積もっていたり、氷河が剥き出しになっているところもある。そして岩砂で表面を覆われている氷河があったりだ。
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新雪のエリアではブーツが埋まってしまような場所もあって、雪が靴の中で溶けて靴下が濡れて気持ち悪い。左手前方にはゴンドゴロがあり、正面から右手にはチョゴリザ山群が見えている。正面の稜線背後は3年前に行ったカンコリアからバルトロ・カンリに向かった氷河になる。

近くに見えたハイキャンプだが、氷河の上を何度もアップダウンを繰り返さなければならない。12時半に到着。天気は不安定で昼前には青空があったのにキャンプ地に着く頃には雲が垂れ込めていた。今にも雨が降りそうな模様だ。キャンプサイトの手前左に氷河湖がある。それが我々の生活を支える水になる。
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午後はゆっくりだが、明日目指すゴンドゴロ・ラには雪が締まっている夜間に着く必要がある。そのためには夜中の12時にハイキャンプを出発しなければならない。明日に備えてテントで昼寝をする。表が賑やかになったので出てみると、ガイドと思しき屈強な男が、今朝アリキャンプを出て今日中にフシェまで行くと言っていた。私なら数日かかる距離を、一日で行ってしまうとは、いくら下りで小さい時からポーターで鍛えているとはいえ、あまりの強脚ぶりにびっくりだ。
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ゴンドゴロ・ラへのトレッキングにはレスキュー(ハイ・ポーター)を雇用しなければならない。その理由は深夜の移動でもあり、一部に50度弱の傾斜地をロープ伝いに登るとか、特別な手技と状況判断を要するからだそうだ。我々のレスキューが下から上がってきて合流した。

早めの夕ご飯で早い出発に備える。いつものことだが、いつもなら美味しい料理も喉を通らない。
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