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ゴンドゴロ・ラからK2⑥ サイチョウーへ(20100803) [ゴンドゴロ・ラからK2へ]

5時20分に起床。半月の月が残っていた。天気は快晴。今日はマッシャーブルムがさらに鮮明に浮き立って見える。
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バルトロへの出発点になるアスコーリに比べるとフシェは遙かに凌ぎやすい気候だ。冷やっとする張り詰めた空気がなんとも心地よい。7時20分いよいよトレッキングのスタート。村道を行くとスパニッシュ・プロジェクトという表示のある瀟洒な建物の前を左にとり、一気に河原に向かって下る。左右には畑が広がっている。さらに進むと登りになって一旦平坦な部分に出る。

眼下には吊り橋が見える。橋を渡るとその先はマッシャーブルムBCに向かうルートだ。しばらくするとマッシャーブルムからの川とゴンドゴロ・ラからの川が合流している。マッシャーブルムは視野から消えて、前方には針状の山リラピーク(6000M級)が視野に入ってくる。

9時40分小休止。天候が良いので強烈な日射に疲労感が漂うが、木陰を求めて一息入れる。トレイルの両側にはすでに盛りを過ぎた野バラが最後の栄華を誇っていた。キッチンボーイのムディーンさんとここで合流する。
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先ほど10人程度のチームと行き交った。明らかに韓国人であることを所作に表現しながら下っていく。何となく違和感を感じながら見送った。白人のチームではそう言う違和感を感じることがなかったのだが、自己顕示的な仕草がそうさせているのだろう。どこのピークを攻めたのか不明だが、エクスペディションからの帰路であることは間違いない。
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11時15分左岸から右岸に橋を渡る。しばらく進むと今日のキャンプサイト・サイチョウ-(32000M)に着く。サイチョウーは二つの川の合流地点、水の豊富なフラットな幕営最適地だ。すぐその後ろにはモレーンが迫っている。ここには最後の山小屋があって、小屋番も駐在している。この小屋は村の共同経営で運営されているそうだ。ここではコカコーラ、ファンタなども売られていた。
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緑に恵まれたテント・サイトでのんびりと明日に備える。小屋裏に迫っているモレーンに向かって行くと明日のトレイル、ゴンドゴロに向かい、目の前の流れているサイチョー川に沿って先に目をやるとK7が見える。その右手にはK6があるのだが、稜線に隠れてここからは見ることが出来ない。ゾキョが数頭草を食みながら思いに任せて移動していた。今日はそれほど高度も稼いだわけでもなく、時間的にも楽な行程だったので、のんびりした一日だった。
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