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シッキムからカンチェンジュンガを目指す⑥ [カンチェンジュンガ2]

ゾングリからタンシンへ (5月5日)

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晴れ渡る天気にもう一度カンチェンジュンガを拝んでおこう。朝ご飯前にもう一度チャレンジだ。昨日と同じ稜線を眺望が出来る高度まで足を進める。ゾングリ・ピークと同じというわけにはいかないが素晴らしい姿を目に焼き付けて小屋に戻る。

朝ご飯が用意されていたが、口に合わないと言うだけでなく体調がおかしい。頭が痛いわけではないが、食欲が全くなく、水分補給とアミノバイタルを飲み込んで7時半出発する。しばらくは小屋前を流れている川に沿って登っていく。ゾングリ・ピークから右に伸びた稜線を越えると眼下には長閑な草地が広がり、眼下には豆粒ぐらい小さくなった数頭のゾキョが先を進んでいく。
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トレイルはいよいよ本格的な下りに移る。低木から背の高い木に交代し、急な下りになる。気がつくとシャクナゲの花が目に入る。丁度真っ盛りのようだ。赤い花、黄色そして白。一言でシャクナゲといってもこれほどの種類があるとは知らなかった。シャクナゲの木も想像以上に大木になっているのにもびっくりだ。
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このトレイルを登り返すとすればかなりの負担になりそうだが、幸いというか復路ではこのトレイルは登らずに沢沿いにピラン(3600M)に下る。眼下にはこれから進むトレイルが沢沿いに左に向かって続いているのが見える。ゾングリを出て3時間でコクチュンの小屋(3625M)に着く。このトレイルはまさにシャクナゲ群生地のまっただ中にあり、見事な赤、黄色、白の花が疲れを流し落としてくれる。
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コクチュンでは何組かの白人パーティーが昼ご飯を食べていた。フランス人ご夫婦、イスラエル、イギリス、ドイツ人の混成パーティーなどなど。
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一息入れてタンシンを目指す。目の前を流れる沢を渡り、対岸(左岸)をゆっくりと先に進む。傾斜は緩く、負担にはならない。正面にはパンリム(6708M)が雲を従えて見える。しばらくなだらかな登りを続けるうちにあっという間にタンシン(3800M)に着く。今日はここがキャンプサイトだ。平坦な空間、草木もほとんど無い絶好の条件だ。ネパール風に言えばまるでカルカ(放牧地)と言える。

気がつくと三毛色の中型犬が我々の前後を歩いているのに気がつく。最初は我々から何かをねだって後を追っているのかとも思ったが、近づいてせびることもない。まるで一緒にトレッキングを楽しんでいる風に見える。

今日初めてテントを張ることになる。張って分かったことは小さな二人用テントでテンジと一緒にしかも荷物を格納することも出来ない。結局テンジはガイド仲間のテントに潜り込んで私一人で独占することになる。
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