SSブログ

パルドーピーク・ガネッシュヒマール【Ⅴ】 [パルドーピーク・ガネッシュヒマール]

11月4日、5日、6日
11月4日
雲一つ無い快晴だ。今日は高度順応の1日。足慣らしをかねてトレイルとは逆に自動車道を先に進む。3750M地点まで登り往復5.9KM。昼前にはキャンプに戻る。
_20181104_115331.jpg
11月5日
深夜に真っ暗な暗闇と思ってトイレに出ると星のきらめきを邪魔するように登ってきた稜線の先がうっすらと明るくなっていた。カトマンドゥ方面になるので都会の光なのだろう。今回のトレッキング・エリアがカトマンドゥからそう遠くないことが分かる。
_20181105_115100.jpg
_20181105_140101.jpg
_20181105_113733.jpg
トレッキング初日はいつでも荷物の配分で混乱する。どの荷物を誰に、それがガイドの最初の仕事になる。ポーターに完全に均等の荷物配分にはならないので結果的には不平等は避けられない。カラコルムでは秤で計量して誤差のないように配分しているのと大違いだ。
体力、経験のあるポーターにはどうしても重い荷物になりがちで同情はするけど強引に割り当てていくしかない。なかには多少の不満も感じているポーターもいるのだろうが。力量と荷物の重さにギャップがあると時には到着が異常に遅れて支障を起こすこともある。今回はそのような事態にならないことを祈るばかりだ。
_20181105_143249.jpg
マイルングコーラ沿いを遡行する。しばらく行くと右手に大きな滝が見える。ガイドの話では今は渇水期で水量が少ないが通常は巨大な滝になるらしい。
_20181106_114331.jpg
3600M地点のカルカが今日のキャンプ地になる。5860Mのピークハントで体力温存のためにのんびりした1日だ。
11月6日
今日は鉱山跡地のジャクリウバールカルカ(4132M)を目指す。標高差570M、今日ものんびりした行程だ。
_20181106_134311.jpg
昼前には鉱山廃墟でカルカでもあるジャクリウバールカルカ(4132M)に着く。坑道に向かってレールが延びていく。そこからは排水路に大量の水が流れ出ている。鉄分を含んでいるからか水は透明だが排水路は黄褐色に色づいている。レールには壊れたトロッコも置き去りだ。ポーター達は物珍しい景色にはしゃいでいる。トロッコを手押ししたり坑道に入って大声を上げたり無邪気に喜んでいた。詳細は不明だがトタンの原料を採掘していたと言う話しから亜鉛の採掘だったのかと想像した。しかし何故その鉱山が廃鉱になったのかは確認できなかった。
_20181106_141500.jpg
近場を流れる水は大量の鉄分を含有しているので料理に使う真水を求めて10数分掛けて水の調達だ。
ランチを食べるとポーター達はのんびりとトランプに興じたり、昼寝をしたり様々な行動になる。
小高いところからはパルドーピーク方面に雪を被った山が見えたが、パルドーピークはその左手にあるので
ここからは見ることは出来ない。
_20181106_154442.jpg
今日も快晴だったので夕暮れのグラデーションが美しい。
_20181106_203944.jpg

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。