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メラピーク(6654M) アマラプチャ・ラ(5845M)を目指して  [メラピーク]

11月10日~13日

下山
アマラプチャ断念という残念無念の思いを抱えながらルクラに向かって下山だ。一番の課題はコテからザトラパス(4602M)を越えなければルクラの飛行場に辿り着けないことだ。
幸い天候には不安は無い。今日は一気にタングナックまで下る。
MeraBCから急登をして稜線越えをすると広大な雪渓を下る。
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前半は急傾斜を下る。
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雪渓の後半は緩やかになり緊張感もなく下る。
トランポンを外し岩場の下山になりしばらくすると往路で泊まったカーレの小屋だ。
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翌日はインクコーラに沿いながら緩やかな下りだ。
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3時頃コテのガオンに着く。緩やかな下りの連続ではあったが咽頭炎の悪化と体力消耗は著しくこれからの1000M超の高度差を越えて2日がかりの行程は限界を超していると判断した。ガイドを通じてレスキューヘリを呼んで貰うことにした。幸い手配は無事出来たようだ。
そこで思いがけない出逢いがあった。アッパードルパのトレッキングでお世話になったラクパさんとなんと5年ぶりだろうか再会が実現した。彼はフランス人とベトナム人を連れてMeraをめざすところだった。消耗しきった私にはちょっとしたカンフル剤になった。後日談だが、彼らもメラピークへの挑戦を早々に断念したと聞いた。
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曇りで薄暗くなってきたのになかなかヘリが来ない。ハラハラしながら待ち続けていたら川下から轟音らしく音が。ヘリの到来だ。
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不思議なことが起きた。ガオンから6.7人の住民が両手に大きな荷物か抱えてヘリに近づいている。彼らは誰?と疑問を持ったのだが、私への気遣いもなくまるで自分たちが手配したように荷物をヘリに載せている。搭乗する段になり私はさすがに優先的にパイロットの隣に席を与えられる。
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意識清明でなかったのでどのくらい乗ったのか、おそらく20分もかからなかったのではないか。
ルクラの飛行場が目に入って無事フライトが終えるのを確認して安堵したのを覚えている。以前よりヘリビジネスが発展しているようだ。
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翌朝1便でKTMへのフライトが取れた。
翌日天候も安定して幸いにしてKTMからの便が到着。予定通りKTMに帰着した。ガイドの手配ですぐに病院に駆けつける。ネパールの病院への不安があったのだが、案内された病院は英国大使館前にある病院だ。とても瀟洒な作りで,受付から検査そして結果的には入院をする羽目になったのだが、全て行き届いた対応にびっくり。日本より患者には心地良い環境に安堵した。看護師さんも美人看護師で言葉が通じないとなると、やおらスマホを出して通訳アプリを使いながらやり取りを済ませた。病床は2人部屋だったが入院患者は当日退院したので個室扱いになった。水の摂取量、排尿量のチェックは面倒だったが、快適な入院生活だった。さいわい翌日には退院の許可が出てホテルでほぼ1週間寝たきり生活、その間通院して帰国の途に。
今回はトレッキング扱いではなく、クライミング扱いの山岳保険を加入していたので立て替えはする部分もあったが、煩わしいこと一切無く保険での保障があって助かった。

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