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ふるさと納税に思うこと。 [思いのまま]

私は以前から飯舘村にふるさと納税をしていたからか、やたらと楽天からメールが送られてくる。

最初の切っ掛けは2011年の大震災だ。津波だけでなく放射能汚染でふるさとを失うまでの未曾有の被災を受けた方々に何も出来ない自分に苛立ちを覚えていた。
その年の3月は私にとっても人生の転機でもあった。自分が創業した会社を壮絶な争いの後追われ退任した年でもあった。その思いで作りもかねて下手な横好きで撮り続けてきた山の写真展を開催することにした。
何も出来ないけどささやかな試みとして、ご覧頂いた方々で多少でも気に入っていただいた作品があれば、飯舘村に寄付を前提に買っていただく事にした。さいわい10万円近い寄付をいただいた。
何故飯舘村か、といえば、俗に言う原発マネーをいっさい受けず、村の文化を守り続けたいという自立の精神を感じたからだ。にもかかわらず、村は放射能の直撃を受けて村は計画的避難区域になった。原発マネーを受けた他の被災地域とは違うのだ。それが理由だった。
当然、当時はふるさと納税でその見返りのお礼は無かったはずだ。
ところが時代の変遷でふるさと納税がとんでもないところに行ってしまった。自治体はお礼合戦で競い、それを目当てにお得情報にありつき節税も、と言う本質を逸脱した制度に変質してしまった。まさに個人ベースのタックスヘブン擬きだ。
こんな浅ましい制度は早急に改善すべきと思う。


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