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ガウリサンカール・メンルンツェ・ツォーロルパへ(10) [ロールワリンヒマールに]

11月10日(火)、11日(水) ツォー・ロルパ(4820M)へ

11月10日 ナ(4180M)へ
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今日はナ(4180M)まで1時間ほどの移動。実質的にはレストデイになる。トレイルもなだらかな道だ。谷間はどんどん広がってカルカの適地となっていく。夏場には放牧のため家畜が草を食んでいるのだろう。牧歌的な雰囲気がホットさせてくれる。この時期には多くの家畜は冬支度で下に降りている。
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ナは以前には人家もなく夏村としての小屋があっただけだったのだが、今では十数件の家(数軒のロッジ)とゴンパも建っている。ここでのキャンプもロッジ前にある広場になる。
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ナを囲む山々が右手にヤンルン・リ(5630M)前方に向かってチュキマゴ(6285M)、左手にはチェキゴ(6157M)、カングナチュゴ(6720M)があってのどかな放牧地になっている。
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11月11日 ツォ・ロルパのキャンプサイト・カブへ
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8時20分出発する。しばらくは平坦なトレイル。しばらくすると橋をわたって左岸に移る。写真を撮ろうと電源を入れようとしたらキャップがないことに気づく。キャップがないことにはレンズを傷めるので探しにそう遠くないキャンプサイトまで戻ることにする。あとから続いてきたポーターと出会ったら、声がかかった。なんと手からキャップが差し出されたのだ。安堵するとともに彼に表しようのない感謝の気持ちでいっぱいだ。それには値しないのは分かっていたが、ザックからチョコレートをだして、手渡す。まだまだ先があるので記録できない状態を回避できてホットもした。

ツォー・ロルパは氷河湖だ。ロールワリン・コーラの源流になるロールワリン氷河が押し出したモレーンによって堰き止められて出来た。9時半前方には台形のや山が見える。手前にはモレーンがいよいよ視界に入る。このトレイルはテシ・ラプチャ越でタメに至る難易度の高いルートだ。行き交った白人トレッカーはほとんどがそこを目指している。

この一帯は6000M級の山々でヒマラヤでは決して高山帯ではないのだが、氷河が多く残っている。
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ふたたび左岸から右岸に移り、モレーンの急登が始まる。無造作に並んだガレを縫って九十九折のトレイルを登る。目前に建物が見える。いよいよ湖の末端だ。11時に到着。ここからテシ・ラプチャへのトレイルは両岸にあったのだが、左手のトレイルは崩落して通行不可となり、右手のトレイルだけが使われている。我々はそのトレイルにそって今日のキャンプサイトになるカブ(4571M)に向かう。

トレイルはモレーンの右手に下りながら先に進む。モレーンの右手にはヒマラヤでは珍しい透明なせせらぎが流れ、草地になっている。どこでもキャンプ地として適地だ。せせらぎまで降りてそれにそって上流に向かう。幕営しているグループもいた。先に進む。

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11時半岩屋があってその先に数個のテントがすでに張られていた。そこがカブだ。日差しもあるのでのんびりと午後を過ごす。せせらぎを飲料に使うので上部の方が安全だということもある。この先ではせせらぎは伏流水になっている。
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夕刻になってモレーンの上部に登る。太陽が傾き、山の上部にしか日差しがなく、湖面に夕日を浴びた山が逆さに映しだされて美しい。湖の前方にあるのはパルチェムチェ(6273M)だ。その手前を左に折れてロールワリン氷河に入ったところからテシ・ラプチャ越のトレイルが続く。
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