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ガウリサンカール・メンルンツェ・ツォーロルパへ(9) マンルン・ラを断念 [ロールワリンヒマールに]

11月9日  マンルン・ラを断念

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マンルン・ラへのアプローチは出発前から震災の影響が気がかりだった。そこでガイドのダワさんとサブガイドのオンチュさんが連れ立ってマンルン・ラへのトレイル確認に7時出発する。我々は朝食をとって彼らの戻りを待つ。2時間後に彼らが戻ってきた。報告では雪渓上にあるトレイルに数多くのクレパスが走り、、マンルン・ラに向かうにはかなりのリスクがあるとのこと。見せてもらったビデオからもその状況が納得できた。
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残念ながら計画を断念し、ナに下山してツォ・ロルパに向かうことにする。キャンプサイトからの視界は右端に見えるタバヤブム(5546M)、その左の三角錐の山がドルジェパグモ(5618M)、ヤンルンリ(5630M)、さらに離れて左にはツォ・ロルパ南側にあるチェキマゴ(6258M)だ。ハイキャンプから稜線に向かって右手前方にはチェキゴ(6157M)。
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情報収集で時間がかかったので出発は12時になる。足場の悪いガレを足元を確認しながら下る。後ろ髪を引かれる思いだ。昨年、マカルーBCからシェルパニ越えに続く中断になる。マイナーなトレッキングを選択すればある程度やむを得ないことだろう。
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1時フラットな場所でランチになる。ここまで下りてくるとガウリサンカールのピークが見えてくる。ここからは枯れ草が残り、夏場にはカルカとして多くの家畜、ヤクやゾキョが草を喰んでいるのだろう。トレイルも今までの道なき道からしっかりしたトレイルが続く。低木で桧木のような葉を持った木が増えてお香のような香りが漂ってくる。これはブッディストにとって貴重品らしい。仏壇の前で木の葉を焚べて祈りをする。ドルジさんは手当り次第ちぎって家に持ち帰るそうだ。
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眼下に流れるロールワリンコーラ対岸にヤンルン・リが聳え立っている。支流を幾つか越えて下る。2時前に右手後方にベディンのガオンが視界に入る。2時20分登リで歩いたトレイルから左手に分かれる。この先はトラバース気味の下りになる。

3時には大きな支流を下って上ったあとは穏やかなトラバースが続く。人がそれほど入っていないので左右からの枝をかき分けて先に進む。突然強烈な痛みが指先に走る。赤い枝先に棘がある。それが肌を刺したのだ。相棒はそれを掌に刺してしまった。その場では取り除くことが出来ないのでキャンプ地まで治療はお預けだ。ザレ場があってその先しばらくいくとコーラに近づき、べディンからナに向かうメインルートに合流する。踏み固めた整備されたトレイルになる。

先を焦ることはないので、ナから1時間ほどのところでキャンプになる。
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