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挑戦ーマカルー・アラウンド⑮ 2014/12/13 退却 タドサへ [マカルーからシェルパニ・コル]

平成26年12月13日(土) 退却 タドサへ

昨晩の強風は食堂テントを徹底的に破壊したようだ。二晩続きの災難にドルチさんのぼやきが聞こえてくる。でもさすがにプロ、それにめげずに朝ご飯を用意している。
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ガイドとこの先の天気について打ち合わせをする。今朝は昨日の快晴とは打って変わって曇天だ。シェルパニに向かえばノーリターンになる。二年越しの企画なので何とか前進したい気持ちは捨てがたい。しかし、最難関の場面になって悪天候が続くリスクは命に関わるかもしれない。出発前に山岳保険にも加入していざのレスキューヘリの準備は怠りなくしてあるが、それも降雪では飛べず何の役にも立たないだろう。酸素ボンベは1本持ってきて貰ったが、最低でも3日間は5000m超の移動になるので万が一雪で滞留を余儀なくされるようだと1本では足りなくなるかもしれない。食料もそんなに余裕があるわけではないので、長期の滞留には問題が生じる。様々な想定をしながら決断を迫られた。

結論は勇気ある(?)撤退になった。確かに昨日は好天だったが、それまでの天気は晴れても筋雲が走り、天空は必ずしも安定を予想させる状況ではなかった。本来なら行き詰まってからの撤退だろうが、それもシェルパニを越えたらままにならない。断腸の思いでの撤退だ。
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タドサへ向けて8時15分出発する。マカルーは雲に隠れて姿を見せていない。後ろ髪を引かれる思いでBCを後にする。
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トレイルはおおむねなだらかな下りだ。強風は相変わらず吹きまくる。9時にはシェルソンカルカに着く。10時50分にラングマールカルカに着く。同じトレイルを歩いているのだが向きが逆になるので目に入る景色は新鮮だ。今日もおにぎりのランチ。ポーター達は豆だろうか手渡されてつまんでいた。それが食事らしい。寒いのであたふたと終えてすぐに出発する。ラングマーレの先ジャッカルカからはシャクナゲの樹林が繁茂している。
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1時にタドサに着く。今日のキャンプサイトになる。


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