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挑戦ーマカルー・アラウンド⑤2014/12/3 タシガオンへ [マカルーからシェルパニ・コル]

12月3日(水) タシガオンへ

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久しぶりに息子に再会したダワさんのお母さんは名残惜しい思いを手作りの蜂蜜に託した。蜂の巣ごとの素朴な蜂蜜だ。当地では健康食として貴重品だから命の代わりということに通じる.。親族、知人の見送りを背にしてタシガオン(2100m)に向かう。
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ここからは完璧なローカルルートだ。ダワさんは残って家族とのいろいろなやり取りがあったのだろう後を追うので先に行って欲しいとのこと。ドルチさんをガイド役に8時15分出発、いくつかのルートがあると聞いたが、最短距離になるダンダまで直登のトレイルを選ぶ。最初は踏み跡がハッキリしていたが、すぐに藪こぎになり、岩をよじ登り、まるでルート開拓の状況でとても人が行き来している様相ではない。鬱蒼としてジャングルのなか、苔むしているので足場が滑りやすい。さすがにドルチさんも2度と来たくないとこぼす。多分ルートファインディングを間違えたのだろう。9時15分、1時間ぐらいの強烈な登りがようやく緩やかになったところがダンダ、ラプシラだ。ここにマニがあったのでようやくプロパールートに合流できたことが分かった。

マカルーのピーク、そしてチョモラン、ネパウが稜線越しに見える。ここからは本来のルートなので快適だし、見晴らしが良い。右手眼下には大きな集落ナパガオンの集落が見え、その先にはドルチさんの故郷フロペッサ、ここからは見えないが稜線の向こうに目的地タシガオンがある。
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10時15分ナパガオンの集落に入る。11時45分ハムレビラにあるチョルテンで一休み。ここからは右手にはセドゥワ、そして遠くの谷越えにはトレッキングの出発地であったヌムも見えている。
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12時過ぎ、コーラの近くで昼食。先は緩やかな下りで道も整備されているので里山を満喫できる。2時10分にはタシガオンの集落が視界に入り、3時前にはキャンプサイトに着く。
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タシガオンは定住村の最後になる。大きな集落でキャンプサイトの左手下にはちょっとした商店が軒を並べていて、この一帯の交易地になっている。シーズンオフなのでトレッカーは我々だけだ。

当地でも冬虫夏草ブームに沸いている。おかげで以前には想像できなかった収入が得られるようになってポーターのなり手が居なくなってしまったらしい。以前ならポーターを選べたのに今ではガイドから頭を下げても見つからない状態になっている。ダワさんは幸いこの地方の出身なのでその苦労はないと言っていたが。
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タシガオンに来てはじめてゴンパがあった。それもラマの居ない村人が守っている掘っ立て小屋だ。エベレスト街道とかジョムソン街道には立派なゴンパがあるのだが、不思議と当エリアにはゴンパがほとんど無く、ましてや立派なゴンパなどは皆無だ。この相違がどこにあるのか分からないが、経済力の相違なのだろうか。
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タシガオンには高名はクライミングガイドが多数いる。キャンプサイトの経営者もその一人。ロッジの看板にはどこのピークに登ったという看板が誇らしげに掲げてある。

明日からの本格的なトレッキングがスタートするので、ワクワクする気持ちと難度の高いトレッキングの怖さに緊張が走る。

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