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アンナプルナ内院へ (7) 20131202~14 [アンナプルナ内院]

2013.12.09(7)

バンブーロッジ~ジヌ・ダンダ(1780M)
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昨晩は日本人の青年二人と出会った。卒前に体験旅行の一環でここに来たらしい。体育会系の青年なので体力的にはさすがに私をこえた勢いがある。怖いもの知らずでもあるけど羨ましい。これから迎える社会人生活への助言などを聞かれた。なかには返答に窮する質問があった。ついつい最近の若者はと切り捨てそうになるのだが頼もしい感じもあって、むしろ社会を牛耳っている先達の方に疑問を感じたりもして見直してしまった。
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今日も快晴だ。8時に出発する。すぐに整備された石段の急登だ。息が上がる。ポーターがボソボソと口ずさんでいる。何しているの?と声を掛けると何段登るのか数えていますとのことだった。こちらはそれどころではない、先に進むだけで精一杯なのでポーターから何段登ったのか聞くことにする。往路ではこの急坂には気がつかなかった。

342段の階段を上り詰めて平坦なところに着く。30分はかかっただろうか。さすがに寒さも吹き飛んで汗ばんでしまった。ところがさらに92段の登が待っていた。そこはグディガール(2540M)だ。

そのダンダに着くと遠く彼方にガンドルク(ガンドルン)のガオンが見える。バンブーロッジとほぼ同じ標高に向けて下る。下りはなだらかなトレイルだ。振り返ると右手からマチャプチャレ、ガンダルワチュリ(6248M)、アンナプルナⅢそしてヒムチュリー(6441M)そしてアンナプルナサウスが視界に入る。
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10時にシヌワの外れのロッジに着く。先に進むとトレイルに柵が張られて急な階段を昇るとシヌワのガオンになる。11時にはガオンのなかを歩いている。いよいよ人里の世界になる。ここからロバ隊が交易の手段として活躍するエリアだ。
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村はずれの右手の広場で数人の人が作業をしてる。近くに来て仰天。水牛の解体作業をしていた。切り離された角の付いた頭、毛の付いた足、内蔵、余りの光景に目を覆いたくなった。この成果は村人に分配されるとか。まさに原始共同社会なのだと実感。
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(授業風景)
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チョムロンまでは再びバンジャンを越える。1200段の階段を登らなければならない。再びコーラに向かって下り、コーラを渡るとチョムロンのガオンになる。

12時半チョムロンに入ってすぐのロッジでランチになる。1時10分に出発する。1時45分にはチョムロンのガオンを通過して往路で来たトレイルと別れてジヌダンダに向かって左に急降下する。九十九折のトレイルは乾燥し、強烈な日差しを浴びて肌がじりじりする。途中に数件のバッティーがあった。眼下にはジヌダンダのロッジの屋根が太陽の光を受けて輝いている。
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3時10分ジヌダンダのロッジに着く。モディコーラのレベルには届いていないが、そう遠くない高さだ。右手にはチョムロンコーラがモディコーラに向かって流れている。どこのロッジもカラフルなペインティングがされていて、小綺麗な造りだ。

モディコーラまで下りて上流に登ると温泉がある。1時間近い往復になるらしい。以前の印象ではヒマラヤの温泉はさほどの魅力を感じないし、明日はポカラのホテルだからバスタブにも入れるので敢えて行く気にはならなかった。ダワさんたちはすべてを片付けてから出かけたが、その感想は行き来に時間を掛けた割にはぬるい温泉でおすすめ出来る代物では無いとの結論のようだった。
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今晩はガイドのダワさんを除いてサポーターとは最後の食事になる。というのは彼らはポカラからはバスでカトマンドゥに向かうので別行動になるからだ。いつものようにお別れ会になる。ケーキが用意されて入刀、全員でシェアし、さらに手に入れた鶏肉が入ったカレーで疲れを癒すことになる。
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