アッパードルパ(ドルポ)トレッキング 19ポクスンド湖へ・そのⅢ [秘境アッパードルパのトレッキング]
8月17日(土)
昨晩は終始雨が降っていたので心配したが、今朝は青空がのぞいている。カンジローバが見えた。氷河から流れ落ちる水は麓の上で消えて伏流水になっている。その水がポクスンド湖岸近くで地表に出て湖に流れ込んでいる。これが我々の生活用水になっている。
(クリックすると大きい画面になります)
今日はポクスンド湖の反対側、そこからコーラが流れ出るガオン、リングモ(3600M)を目指す。遠くないので午前中には着くはずだ。7時20分に出発して湖面に沿って登っては水平トレイルのくり返しでじょじょに高度を稼ぐ。8時に湖を展望したあとはジグザグの登りになって湖面からどんどん離れていく。8時40分頃からは急登になる。そのあとはトラバース気味に登る。9時に高巻きの最高地点に着く。
(正面のヌマラ・バンジャンからのコーラ)
(リングモ・ガオンの集落が見える)
ここでは湖の全貌が視界に入る。対岸正面には沢が流れ込んでいる。そのコーラは数日前に歩いたヌマラバンジャンを源流とするコーラだ。その一帯は草地になっているのでおそらくカルカになっているのだろう。右手前方にはリングモガオンの家々がマッチ箱のように見える。湖面はエメラルドグリーンで不透明の油絵的な色になっていた。
(クリックすると画面が大きくなります)
ここからは一気に岩場を急降下する。ヤクを連れた現地人が登ってきた。さらに下るとサルダンを目指すロバのキャラバンが登ってきて通り過ぎていった。右手からカンジローバを源流に流れ込んでいるコーラが眼下に見える。自力で徒渉できるならいいのだが。
10時10分河原まで降りる。広い河原なので徒渉には苦労しないだろうと期待したのだが、あにはからんや手強い展開になった。広い川面に適当な石も点在していない。結局はラクパさんの背中にお世話になる羽目になる。
ここからは岩壁が湖面にそそり立っているので辛うじて作られたトレイルを湖面を足下にしながら緊張の連続になる。映画「キャラバン」でトレイルが損壊して修理しながら先を進む、一匹のヤクが足場を失い湖に転落するシーンがあったが、この一帯がまさにその撮影現場になる。
映画ほどの高度感ではなかったが、さすがにちょっとした緊張感は拭えない。対岸にはツゥボ・ゴンパが見える。11時10分にはリングモ・ガオンに着く。立派な幕営地があったが、使用料がなんと料理場800ルピー、テント設営で500ルピーという。ネパールの物価からするととても高いという印象だ。
今日は晴天が続き、汗ばむほどだ。明日はレストデイなのでのんびりだ。リングモ・ガオンを散策してみる。決して大きい集落ではないが、ドゥ・タラップよりは大きい。チベタンのガオンだが、奥地のチベタンより色白だ。ガイドによれば水もふんだんにあり、清潔な生活をしているからだと言っていた。ここを下るとマガール、グルンの世界なのでひょっとしたら他族との混血もあるのかもしれない。
日向では暑くなるし、テント内はもっと熱暑なので日陰を探してのんびりする。洗濯をしたり体を洗ったりする。
ダワさんは検問所に出向いて許可証の提示をしなければならない。検問所はポクスンド湖から流れ出るコーラ反対側の丘の上だ。しばらくして帰ってきたが、誰もいなかったので明日もう一度行かなければ、と言っていた。
ドルチさんは食材を求めてガオンに行く。ゴートの解体をしている家に入るが売り物ではなかったようだ。たいした食材もなく野菜だけを仕入れる。女性はチベタンの衣装に使う布を手織りしている。自家で使うものが中心らしいが、買うとなると相当の値段を言うらしい。
昨晩は終始雨が降っていたので心配したが、今朝は青空がのぞいている。カンジローバが見えた。氷河から流れ落ちる水は麓の上で消えて伏流水になっている。その水がポクスンド湖岸近くで地表に出て湖に流れ込んでいる。これが我々の生活用水になっている。
(クリックすると大きい画面になります)
今日はポクスンド湖の反対側、そこからコーラが流れ出るガオン、リングモ(3600M)を目指す。遠くないので午前中には着くはずだ。7時20分に出発して湖面に沿って登っては水平トレイルのくり返しでじょじょに高度を稼ぐ。8時に湖を展望したあとはジグザグの登りになって湖面からどんどん離れていく。8時40分頃からは急登になる。そのあとはトラバース気味に登る。9時に高巻きの最高地点に着く。
(正面のヌマラ・バンジャンからのコーラ)
(リングモ・ガオンの集落が見える)
ここでは湖の全貌が視界に入る。対岸正面には沢が流れ込んでいる。そのコーラは数日前に歩いたヌマラバンジャンを源流とするコーラだ。その一帯は草地になっているのでおそらくカルカになっているのだろう。右手前方にはリングモガオンの家々がマッチ箱のように見える。湖面はエメラルドグリーンで不透明の油絵的な色になっていた。
(クリックすると画面が大きくなります)
ここからは一気に岩場を急降下する。ヤクを連れた現地人が登ってきた。さらに下るとサルダンを目指すロバのキャラバンが登ってきて通り過ぎていった。右手からカンジローバを源流に流れ込んでいるコーラが眼下に見える。自力で徒渉できるならいいのだが。
10時10分河原まで降りる。広い河原なので徒渉には苦労しないだろうと期待したのだが、あにはからんや手強い展開になった。広い川面に適当な石も点在していない。結局はラクパさんの背中にお世話になる羽目になる。
ここからは岩壁が湖面にそそり立っているので辛うじて作られたトレイルを湖面を足下にしながら緊張の連続になる。映画「キャラバン」でトレイルが損壊して修理しながら先を進む、一匹のヤクが足場を失い湖に転落するシーンがあったが、この一帯がまさにその撮影現場になる。
映画ほどの高度感ではなかったが、さすがにちょっとした緊張感は拭えない。対岸にはツゥボ・ゴンパが見える。11時10分にはリングモ・ガオンに着く。立派な幕営地があったが、使用料がなんと料理場800ルピー、テント設営で500ルピーという。ネパールの物価からするととても高いという印象だ。
今日は晴天が続き、汗ばむほどだ。明日はレストデイなのでのんびりだ。リングモ・ガオンを散策してみる。決して大きい集落ではないが、ドゥ・タラップよりは大きい。チベタンのガオンだが、奥地のチベタンより色白だ。ガイドによれば水もふんだんにあり、清潔な生活をしているからだと言っていた。ここを下るとマガール、グルンの世界なのでひょっとしたら他族との混血もあるのかもしれない。
日向では暑くなるし、テント内はもっと熱暑なので日陰を探してのんびりする。洗濯をしたり体を洗ったりする。
ダワさんは検問所に出向いて許可証の提示をしなければならない。検問所はポクスンド湖から流れ出るコーラ反対側の丘の上だ。しばらくして帰ってきたが、誰もいなかったので明日もう一度行かなければ、と言っていた。
ドルチさんは食材を求めてガオンに行く。ゴートの解体をしている家に入るが売り物ではなかったようだ。たいした食材もなく野菜だけを仕入れる。女性はチベタンの衣装に使う布を手織りしている。自家で使うものが中心らしいが、買うとなると相当の値段を言うらしい。
コメント 0