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再度エベレストトレッキング(2012・1015~1113)5 [コンマ・ラからエベレストへ]

10月22日(月)  ディンボチェ(4410M)を目指して

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清々しいタンボジェの朝を迎える。雲一つ無い空を背景にエベレスト、ローチェがアマダブラム、コンテガが今日も望める。遙か彼方エベレストを背景にしてパンボジェ(3930M)の集落が視界に入る。デブチェ(3820M)を目指してシャクナゲの群生地を一気に下る。
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気がつくとデブチェに着く。8時だ。エベレストに近づけばその手前にあるヌプチェ(7864M)が邪魔して視界から消えてしまうが、ここでもまだ見ることが出来る。しばらくは平坦なトレイルを進む。8時半ミリンガ(3750M)を通過する。上空をへりがエベレスト方面を目指して爆音とともに通過していった。昨今は成金が金に飽かせて安直にへりで行き来するトレッカーというか観光客が増えているそうだ。またそんな心づもりで来るトレッカーはしばしば高山病でレスキューへりを要請することもあるらしい。
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すぐにイムジャ・コーラの左岸から右岸に渡る。ここからは登りだ。9時半パンボジェ(3930M)に着く。ここで一息、バッティーでホットレモンを飲む。今まではチャイを飲むことが多かったが、ホットレモンの甘酸っぱい味が疲労感を解放してくれるので好みが変化したようだ。
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9時45分出発する。すぐに小さなコーラを渡る。左手にタブチェ・ピーク(6495M)がくっきり見える。ここからはアマダブラム(6814M)が迫ってくる。対岸にはアマダブラムへのアプローチが見える。ピークハントにはかなりの困難があるそうだ。先ほどパンボジェで休んだバッティーのご主人はアマダブラムのエクスペディションで亡くなったと聞いた。
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ついつい世界最高峰のエベレストに興味がいってしまうが、今や固定ザイルや梯子もあるエベレストより難しいピークが数え切れないほど存在しているのを知る。
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10時半チョータラで一息入れる。目前にはショマレ(4010M)が視界に入る。11時ショマレに着いて昼ご飯になる。正面にヌプチェ(7864M)右手にはローチェ(8516M)、ローチェシャー(8382M)左手稜線越えにプモリ(7165M)のピークが覗いている。右手にあるアマダブラムは典型的な姿、ドーム付きの姿とは違った形になり、タムセルクが双児峰としてのイメ-ジの姿になっている。
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12時40分に出発する。賄い付きだと準備と後片付けに時間を取られるのでゆったりしたランチになる。ついついのんびりするのでウトウトしてこのままゆっくりしたい気分だ。1時にはペリチェに向かうトレイルとティンボジェに向かうトレイルに分岐する。どちらも最終地ゴラクシェプ(5140M)を目指すトレイルだ。
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ペリチェには左手尾根の右側をトラバースするようにして高度を上げていく。我々はイマジャ・コーラに合流するコーラまで下りて橋を渡る。しばらく緩やかな登りが続き、1時50分には前方にディンボチェ(4410M)が視界に入る。
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2時にはディンボチェ(4410M)に着く。ここからのアマダブラムは見事の一言。ローチェ、38シェ、ローチェシャーも綺麗に見える。昨日までは8時過ぎになると暖かくなり、汗をかきながらの登りだったが、さすがに今日は右後方からの風もあって汗をかくこともなく快適なトレッキングだった。
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  (チョラチェとタブチェ)
ところが疲れを癒そうと荷物を待ち構えていたのだが一向に現れない。さすがにじっとしていると寒気が身体を襲ってくる。テントの中で身体を伸ばしてゆっくりしたい思いなのにどうしたことだろう。なんと4時半にようやくゾーキョが到着した。怒りをぶつけるわけにも行かずテントが張られるのをじっと待つ。空は雲が掛かり今日は赤色に染まる山は無理だろう。
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