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ヒマラヤ・トレッキング=(序)カンチェンジュンガ・トレッキング [カンチェンジュンガ]

10月21日出発以来、21日間のカンチェンジュンガ・トレッキングを終えて11月10日に帰国しました。
紀行については整理の上アップしますが、取り敢えずの総括をしてみたいと思います。
①カンチェンジュンガへの道のりは他のメジャーなルートに比べてアプローチが極めて長い。先ずは40分強(KTMから)のフライトでネパール東部の大都市ビラトナガールに飛び、チャーターしたジープでタプレジュンに向かう。ジープでイラム(インド・ダージリンに隣接する都市、紅茶の産地)を経由して二日がかり。
ビラトナガールからタプレジュン(スクタール)間には週に2回(月、水)フライトがある。飛行場は草地で覆われたプラトーにあるので就航が不安定になると聞いた。因みに復路は幸い飛行機に搭乗出来た。二日がかりで辿り着いたタプレジュン、ビラトナガール間を25分で飛ぶ事が出来た。
②カンチェンジュンガを目指すためにはオクタンにしろパンペマを目指すにしてもゲイン(登り)とロス(下り)の繰り返し。スタート地点2300mから1200あるいは1700までの下りから始まり、尾根を乗越したり、高巻きの繰り返し、さらに初冬とはいえ亜熱帯での暑さと発汗で体力の消耗は甚だしかった。
③メジャーなコースとは違って素朴なヒマラヤトレッキングが楽しめる。南面、北面何れを目指すにしてもキャラバンが入らないトレイルで、動物の排泄物の匂いとか埃が無く快適なこと。道も人間一人が漸く歩ける程度の広さ、まさに日本の山行の形状に類似している。
④ヒマラヤトレッキングではお馴染みのマニウオール、タルチョー、ゴンパ、チョルテンなどブッディスト文化がほとんど見られないエリアだ。部族的には圧倒的にリンブー族の世界。そこにシェルパ、チベタン、タマン、などが共存している世界。
⑤ほとんどのトレッキングコースが緑と水には縁のないのに対し、カンチェンジュンガには豊かな水と緑がある。当然渓谷の美しさ、滝が多いこと、ポカリ(池)があることだ。
⑥ロッジがないのでキャンピング・トレッキングが前提。大がかりなパーティーを組成することになる。因みに今回はガイド、サブガイド、クッキング・ポーター3人、ポーター2人というチームになった。
⑦今年特有なのかは定かではないが、エベレスト以西と違って天候の安定感は劣るように思える。緑と水の豊富さがその反映ではないのか。あるいは世界的な天候不順の影響があるのか、この点については不明だが。


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