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パルドーピーク・ガネッシュヒマール【Ⅲ】 [パルドーピーク・ガネッシュヒマール]

11月2日 チリメ(1800M)に
11月1日はKTMで休養、ガイドはトレッキングの最後の買い物など準備をする。一日中懐かしいタメルを散策し懐かしい臭いを嗅ぎながら行き交う人々とすれ違う。ふと異変を感じた。タメルの中心地に車の行き来が無いのだ。今年から中心地への車の進入が禁止になったそうだ。ここにもネパールが近代化を目指そうという心意気が伝わってくる。
11月2日いよいよチリメに向けて長旅になる。ずうっと昔ランタンに行った際、最初に泊まった登山基地の街、シャブルベシを経てまっすぐ行けばチベットへの国境の街ラスワガディだが、我々はそこから左に分岐してチリメに向かう。
カトマンドゥからシャブルベシはチベットとの交流の幹線道路になっているのでトラックの行き来が激しいとのことで旧道の山岳道路を経由して向かうことになる。
ポーター達はすでにバスを使って先に向かっているのでガイドと私ともう一人のクライミングガイドとジープで7時45分出発する。
9時タナバンジョンで朝御飯。すでにガネシューヒマルの嶺々が望める。7406Mの第1峰、第2峰7150M、第4峰7102Mが望めるが、第3峰は隠れてみることは出来無い。
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そこからは左手にマナスルも望めた。山岳道路なのでヘアピンの連続で体力は消耗する。11時にはチベットに繋がる幹線道路と合流する。細い山道から一気に広い道になる。当然行き交う車も急増する。左右に分岐するところを右手に取る。左を先に進むとマナスル方面に行ける道だ。
12時ティリスリでランチ。
チリメまでの行程はKTMから160KMと聞いたが道が道なので1日がかりの行程になる。2時50分ドウンチェのチェックポイント。この街は懐かしい思い出がある。十数年前にランタンに向かう際道路が寸断し車を乗り継いでドウンチェに這々の体で着いた時はすでに夕闇が迫りバスが目的地のシャブルベシには行けないと降ろされたしまった。そのあとガイドをせかせて運転手と激しいやり取りのすえ、やっと再出発してもらった苦い思い出が蘇った。確かにドウンチェからはヘアピンの連続の急坂を下る。当時の悪路を思えば運転手が抵抗したのは当然だったのかと。ドウンチェはタマン族の集落でシャブルベシに下りるとグルン族とチベタンの集落になる。
3時50分懐かしいシャブルベシに着く。ランタンに行った時のシャブルベシは数件のロッジしかなく、いかにもトレッキングの玄関口という趣があったが、今や立派なロッジが林立して大都会の様相だ。テントを張った草っ原は探すことが出来無い。ロッジが建ってしまったのだろう。
一息入れてチベットに向かう街道から左折してチリメに向かう。道は一気に悪路となり右に左にと揺さぶられる。5時にはチリメのガオンに着く。ところが先発で来ているはずのポーター達が見当たらない。ジープであちこち移動してようやく出会うことが出来た。ここではロッジに素泊まりをすることに。食事はDorjeeさんご自慢の手料理を用意してくれた。
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