SSブログ

マナスルそしてティリチョ・レイク ⑭マナン(3540M)へ [マナスル・ティリチョレイク]

2016年11月25日(金)~26日(土) レストデーそしてマナンに向けて
さいわいビリヤードの喧噪は杞憂に終わって熟睡した。昨日は昼前に着いたのでキャンプサイト前にあるロッジでホットシャワーを浴びることが出来て久しぶりにすっきりだ。昨今は各地でソーラが普及しホットシャワーが使えるロッジが増えてきた。当然有料が使用条件だが。
_20161125_100338.jpg
キャンプサイトはガオンの奥になるので散歩もかねて下ってオールドタウンを巡る。
_20161125_103658.jpg
チェックポストで手続きをする。
_20161125_103717.jpg
_20161125_195608.jpg
ベシサハール方面に向かって下ると彼方にガネッシュヒマールの山群だろう。
_20161125_200021.jpg
_20161125_201312.jpg
_20161125_201434.jpg
11月27日(日)
マナンに向けて準備をする。ジープの手配にあたっていろいろ一悶着。ここから先は道路が凍結してマナンまでは行けない、との話しも飛び交っていた。数台の運転手と掛け合ったが断られたようだ。もう一つの問題は寒い早朝だとジーゼルエンジンがかからないとも言っていた。
ガイドがあの手この手を尽くしてようやくチャーターした車が来る。ところがエンジンのスターターがかからない。結局は別のジープを呼び寄せてスタートする。
_20161126_101348.jpg
アンナプル山群が見える。
_20161126_124228.jpg
乗るまではこのままマナンまで行くものと思い込んでいたが、突然ここまでだ、と言われて車を下ろされる。そこはチャメ。チャメはカリカンダキ県マナン郡の中心になる大きな街で、以前のトレッキングでも泊まった街だ。
町なかに向かうとコーラに掛かる橋が崩壊していた。下ろされた理由だ。対岸に向けて渡された丸太を伝わって先に進む。
_20161126_130918.jpg
この先マナンまでは相当の距離があるのでジープの手配が出来るのか不安になったがお任せ下さいとのことで安堵した。ガイドが車の手配Ⅱ時間が掛かるのでホテルでランチをとりましょう、と。コックさんが食材を用意して調理場を借りて作ってくれた。ホテルからすれば迷惑の話と思うのだが、なんの抵抗もないのが不思議だ。
_20161126_132640.jpg
食後、近くを散策したが、懐かしい光景に出会った。街のことは何も記憶していなかったが、コーラに掛かる橋とチョルテンははっきり記憶していた光景だ。その時の思い出が蘇って若かりし元気だった刻に思いをはせた。
_20161126_140758.jpg
なんとかジープの手配も出来てマナンへ。マナンまで行ける行けないのやり取りはなんだったんだろう。確かにここから先は以前の記憶ではタフなトレッキングだったので相当の高度を稼ぐ山岳道路になっているのは想像できる。
想像通り道は砕いた石が敷き詰められた悪路の連続でヘアピンカーブやら滝が落ちている真下を通過したり、路肩から外れないのか気掛かりになる程ぎりぎりの道で、ジープは喘ぎ喘ぎ登っている。パスを越えるとなだらかな道になる。
大勢の白人のトレッカーは自動車の巻き上げる砂埃に口を塞ぎ、行き来する車を避けなければならない状態なのに歩いていた。私の感覚では物好きとしか思えないし、歩くなら自然豊かな景色を堪能しながら歩きたいのだが。
ピサンを越えてフンデのガオンに。そこには飛行場があり、以前は週一だったか定期便が飛んでいたのだが、今では軍用飛行場としてしか使われていないそうだ。
_20161126_160358.jpg
3時にはマナンの街の手前でジープを降りる。その先は歩いて街に入る。
街道の左手にあるロッジの庭先でキャンプだ。
_20161126_182825.jpg
マナンも大きなガオンで眼前にガンガプルナ(7454M)、アンナプルナⅢ(7555M)が。後ろを振り返ると右手にアンナプルナⅣ(7525M)、Ⅱ(7938M)が眺望できた。
アンナプルナⅣ(7525M)、Ⅱ(7938M)
_20161126_182842.jpg
ガンガプルナ(7454M)と氷河。
_20161126_182940.jpg
_20161126_183522.jpg
アンナプルナⅢ(7555M)
_20161126_192310.jpg
_20161126_193655.jpg
_20161126_193732.jpg
_20161126_202546.jpg
_20161126_202602.jpg
ガオンの中心。山間部なのにネオンが異様に輝いていた。
_20161126_203040.jpg
明日からはティリチョ・レークそしてメソカント・パス越えというチャレンジングなトレイルになる。ガイド達は明日からの状況判断に必要な情報集めに出かけていった。ヒマラヤではリアルな現地情報は人伝えで確認するしかない。
メソカント・パス越えは難易度が高いトレイルだ。そのためにカトマンドゥでスノーブーツ、トランポンもレンタルしてきた。
情報収集の結果は、トレイルが崩落とそのあと落石が発生して危険だと言うことだ。今日も欧州のトレッカーがティリチョ-・レークから引き返してきた。
いろんな想定をしたが、ティリチョ-レークまで行って状況判断をしてメソカント・パス越えが難しいと断念した場合にはトロン・パスを越えてジョムソンに行く行程にならざるを得ない。その場合は日程的に無理がかかってしまう。下手をすると1ヶ月ぎりぎりのフライト変更可期間を越えてしまうリスクがある。
トロン・パスは以前にも越えているのでなんとかメソカント・パス越えを、ダメならティリチョ-レークには行きたいとガイドには伝えたのだが結局は断念せざるを得なかった。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。