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チャング・ナラヤンとバクタプル(ネパール) [思いのまま]

2012年11月、KTM東方12KMの郊外にある古都バクタブルを訪ねた。バクタプルは世界遺産に指定されている。KTMとパタンそしてバクタプルが15世紀から18世紀のマッラ王朝時代それぞれが首都だった。三つの古都を比較するとKTMは街のど真ん中で荒らされ放題と人の喧噪に飲み込まれているので魅力を感じない。パタンはKTMに比べれば多少の落ち着きを感じるが、都会的雰囲気の延長にある。ところがバクタプルは離れていることもあるだろう、とても落ち着いた佇まいで建造物も傷みが少ないように見えた。個人的には一押しの古都と言えよう。

KTM市内王宮前でタクシーの交渉だ。往復でチャーターする。トリブバン飛行場を左に見ながら廃線となったトロリーバスの架線沿いに東に向かう。ポカラに向かう道より整備が進んでいて片側3車線だ。ネパールでは信じられないまるで高速道路を走るごとく加速する。

バクタプルの北にチャング・ナラヤン寺院がある。この寺院は世界遺産に登録されているネワール文化を見事に表現しているヒンズー教の古刹で4世紀に起源を持つ。まずはそこに立ち寄ろう。田園風景の道を先に進むと丘陵エリアに移る。タクシーはアクセルを踏み込みながらS字カーブを高度を稼いでいく。あっという間にさっき通った田園風景が眼下に広がっていた。

寺院下にある駐車場にタクシーを置いて坂になった参道を上る。両側には店が軒を連ねている。どこにもある風景だ。この寺院はヒンズー教寺院のはずなのに曼荼羅絵など仏教に絡む土産も売っていて一瞬この寺院は何だったのかと疑問を感じてしまう。そういう大らかさの宗教観は日本人にも繋がる感性だ。

11月とはいえ天気が良いので汗ばんでしまう。山頂には本殿があり、左手には宝物殿があって歴史的価値のある仏像などが展示されていた。
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丘を下っていよいよバクタプルに入る。ここは2度目なのである程度予想がつく景色だ。街に入るためには入場料を支払う。確か15ドルだった。王宮前にあるダルバール広場に入る。右手にあるレストランでカレーセットを注文する。店は観光客以外には出入りしないので料金も高い。東京の中級店並という感じでネパールでは異常に高い料金にはびっくりした。古都は保存状態もいい方で2度目でも十分満足させてくれるツアーになった。
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