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②ヒマラヤ・トレッキング(アンナプルナ・アラウンド)(2004年11月) [アンナプルナ]

11月7日  バンコックからカトマンドゥへ

一路カトマンドゥへ。10時30分のフライト。8時のシャトルバスで飛行場に向かう。9時には飛行場に着き搭乗手続きをする。座席は成田で予約したとおり非常口の後ろで足が伸ばせる。9時50分には搭乗開始。10時30分離陸してカトマンドゥに向かう。ネパール現地時間で12時35分(所要時間3時間半)トリブバァン空港に到着。入国手続き後荷物を待つもストックだけが来ない。既に全ての荷物が出し終わっているので慌てた。改めて見渡すとコンベヤーの終点の近くに鎮座していてほっとした。カートに全ての荷物を載せて出国。出口には多くの出迎えが待ちわび、顔も知らぬ相手の名前を書いて出会いを待っている。ガイドを頼んだダワさん(次回で紹介)は前回のトレッキングで顔を知っている仲なので必死になって探す。出口の一番右側に彼はいた。握手をして再会、安堵した。ダワさんが手配していたタクシーに向かう。

相変わらず旅行客の手助けをして金をせびろうとする人々が近寄ってくるが、勝手を知っているので振り払ってタクシーに乗り込む。タメルに向かう道も勝手知ったところ。今回はバリケードも少なく、軍隊の検問も緩い気がした。今日の宿は「フジゲストハウス」。前回は日本にも無いような高級ホテルに泊まったが今回は節約も兼ねてお手軽なプティホテルにした。名前からも想像つくように日本人向けを意識した宿だ。タメルの中心から少し東に外れた裏道に面している。

ご主人は達者な日本語を使う。彼に言わせると日本人は礼儀正しいが、白人は門限も破るし、遅い時間でも周りに気を遣わず騒ぐ。お客は日本人に限る、との話。嬉しい話だがその日本人も今では外人との違いが無くなってしまっているので気恥ずかしい。部屋は5階(イギリス式の表示なので4階と書いてあるが)だった。良い部屋だったが、用事のたびの上り下りは相当な負担だ。

部屋でダワさんと今回のスケジュールの再確認と費用精算をする。トレッキング最後でタトパニからベニに下りるか、ゴレパニ経由でビレタンティ、ナヤプルに下りるかが決まらなかった。日程的に無理をすればゴレパニ、プーンヒル経由でアンナプルナ山群(当エリアで唯一の8000mを超す第Ⅰ峰)を見ることが出来るのだが、その選択はその時点の体調如何と云うことにする。なにしろ今回のトレッキングは300km弱(?)の行程と5500mの高度への挑戦だから最終段階の状況が想定できないからだ。

打ち合わせを終えて地図の調達にダワさんを同伴し専門店に行く。その店では現地の人は店の入り口で荷物を預けないと入れない。現地人への差別だがやむを得ないのか。帰ってから一寝入りする。日本時間とは3時間15分の時差が一寸は体調を変えているだろう。気がつくと既に周りは日が沈み暗くなっていた。

宿のご主人に聞いて最近評判になっているという「一太」に行く。大きな提灯があるビルの2階にあった。日本人のオーナーシェフと日本語の話せるネパール人の店員。キャベツと豚肉のみそ炒めが170ルピー。味はごく普通の家庭の味だがここでは貴重な味だ。他の料理も大体そのぐらいの値段。豆腐やみそ汁、酢の物など。未だ日本料理が恋しい環境ではないが、さすがに明日から付きあわなければならない現地料理には手を付ける気にならなかった。タメルの街を久しぶりに歩いたが、迷うこともなく宿に帰る。これからしばらくはバスタブの風呂とも縁がなくなる、しっかり風呂の味を堪能して、9時50分未だ街の賑わいの喧噪が聞こえてくるなかベッドに入る。


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