先週、久しぶりに長崎、佐賀、福岡で仕事になった。ついついお土産の話になるが、(某)首相が地方隅々まで経済再生をと口先で叫べども何の策もない。私はそれを実践する熱い気持ち(笑)でご当地産のお土産を探すことにしている。長崎はなんと言ってもカステラだが、文明堂、ふくさやは東京でも名の知れたブランドでいつもは松翁軒を買うことにしていた。ところが夕飯を食べた魚屋のご主人からとっておきの話を聞いた。観光通近くの奥に天保創業の菓子屋で一日20本しか作らない店があるとのこと。開店早々に店を尋ねるとあと数本残っていた。ラッキー。小ぶりながらしっとりとした有名ブランドにはない甘みを抑えた味は最高だった。佐賀では小城の村岡屋の丸ボーロー、そして福岡では小倉の店だが、ウナギのせいろ蒸しで有名な田舎庵の弁当を買い求めて機内で食した。鹿児島産のウナギがリーズナブルな値段で買える。東京では考えられない嬉しい話。そんなこんなで九州経済にほんの一滴だけど貢献してきた。