2016年11月20日(日)  サンドへ
当初の計画ではマナスルBCに立ち寄ってラルキャ・ラを目指す予定であったが、ガイドのアドバイスでサンドに直行することになる。理由は立ち寄ってもそこからはマナスルが隠れてしまうとの話しだったので。サンドまでは7KMの距離なので楽勝だ。
マナスル・アラウンドのトレッキングではまずは北側から、徐々に西側へそして南側から見たマナスルを望むことになる。
8000M超で日本人が初登に成功した唯一の山マナスル、槇有恒の記録が燦々と輝いている。
アタックルートはマナスル・ノースからノースコルを越えて裏側に回って山頂を目指すそうだ。サブガイドのソナ(ガイドの息子)は何度もクライミングをしたと言っていた。メインガイドのリンジさんは経験豊富ではあるが、すでに峠を越した年でもあり、今回は現地に詳しい息子を帯同することにしたようだ。
この一帯は平坦地が続きカルカとしての好適地だ。ナックがのんびりと草を食んでいた。背景に見えるのはマナスル氷河。
サブガイドのソナと。
マナスルの眺望は中間地点を過ぎると手前の稜線に遮られて見えなくなる。
突然のヘリが降り立った。レスキューヘリで数人の白人が乗り込んでいった。
ガイドによると高山病はどんなに経験豊富でもいつ何時発症するか分からない。あなたも経験豊富だから安心というわけではありません。ネパール人でもありますよ、と脅かされる。
サンドは小さなガオン。カルカの基地にもなっている。今晩のキャンプサイトだ。
遠くに草を食む馬が。
行程7KMはほぼなだらかな登りで、富士山の山頂と同じ高度に。さすがに朝晩は冷え込んで肌寒さを感じた。
累積上昇高度425M、累積下降高度87Mだった。