2016年11月18日(金)、19日(金)  サマガオンへ  そしてレストデー
テント状の特徴あるマナスルが眼前に展開する。朝焼けのマナスルは美しい。
マナスルを眺望できる手前にある小高い丘にはゴンパがある。
後ろを振り返るとガネッシュヒマールの山々だ。
朝餉の時間なので各家からは煙が立ち上っている。ちょっと幻想的な風景だ。
先に進む前にゴンパに立ち寄る。100Mの高度差を足慣らしもかねてのぼる。幟りが道に沿って翻っている。
このトレイルでは初めての絢爛豪華なゴンパだ。ラマとツーショット。
将来のラマを目指して学習に勤しむ少年達。お経を一心不乱になって声を上げていた。
コーラに向かって下降し、その先は高度を稼いで6KM地点でフラットになる。実は当初の計画では途中から左に折れて4700Mにあるプンゲンゴンパでキャンプすることにしていた。しかしマナスルに詳しいサブガイドの助言で頑張った割には感動する景色には出会えない、ゴンパも無人で一見に値しないと言われたので断念する。コーラ沿いの日影には残雪が残っていた。
長い吊り橋を渡ってしばらく行くとサマガオンの集落だ。
マナスルがさらに間近に屹立していた。
マナスル・ノースから氷河が。年々歳々氷河の末端が後退しているのが心配だ。何度も来ているガイドの嘆きだった。
サマガオンの集落。最後の大きなガオンだ。手前に古くからの集落が続き、古いチベタン風の家々。さらに進むと最近建造されたホテルなど、新しい家並みが続く。キャンプはその中ほど左手にあるロッジの庭先を借りて幕営だ。
普通はヤクとついつい呼んでしまが、放牧されているのはナック(牝)だ。ヤクは総称ではなく雄のことを指す。一般的には雌雄を総称してヤクと呼んで混乱がある。何度も来ている私ですら、UpperDolpaに行ったときに初めて知った。
翌日はレストデーだ。ゆっくり出来るので丘の上にある立派なゴンパまで散策だ。残念ながらゴンパは施錠されていて内部を見ることは出来なかった。
たまたま運良く現地の名士の葬儀に出会った。朝から夕方まで延々と続く。故人の思い出の品を玄関先で燃やすそうだ。葬儀ではラッパやドラ、太鼓の音そして読経が賑やかに奏せられてしめやかと言うより賑やかに執り行われていた。式を取り仕切るラマはここのゴンパに常駐していないので、カトマンドゥからヘリで呼ぶらしい。なので葬儀も金次第となる。ここでは鳥葬なのだろうか?
サマガオンまでは8KMちょっとの距離。4時間とゆっくりだった。累積上昇高度750M、累積下降高度380Mの行程だった。