2016年11月13日(日) ドバン(1070M)からジャガット(1430M)へ
岩壁の間を縫って先に進むとタトパニに着く。タトパニという地名はヒマラヤにはあちこちにある地名。温泉が湧くところはそう呼ばれている。どこに温泉があるのか確かめることは出来無かったが、ガイドに言わせればぬるい温泉で清潔感があるしろものではないようだ。
吊り橋を渡って左岸に移る。樹林の間を抜けて岩道を進むとドバン(1070M)だ。
ドバンを過ぎると今までほとんどなだらかな水平か軽い登りであったトレイルが、初めての急登になる。左手には勢いよく流れるブリガンダキを見下ろしながらしばらく行く。
コーラは白砂をたたえる穏やかな表情に変わった。
ここからの景観は広がりがあって美しい。白砂の先を見ると岩壁にしがみつくようにして渡り廊下状の工作物が見える。ブディガンダキはふたたび狭い渓谷になってトレイルが閉ざされているため、垂直の岩盤に吊り道を掛けている。足下は金網越しに川底が見える。ちょっとスリリングな瞬間だ。以前は高巻きして先に進んだそうだ。
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先に進むとチェックポストのあるジャガット(1430M)だ。ここが今日のキャンプサイトになる。