ネパールは紆余曲折を経てようやく新憲法が制定されてやれやれと安堵していたところ、新しい難局に立たされている。詳細は不明だが、インドの内政干渉で国境が閉鎖され、物資の移動が妨げられているとのこと。ネパールはインドとチベット(中国)に囲まれているので、物資はどちらかの国境を越えてしか搬入することができない。圧倒的にインドへの依存度が高いので、インドからの物資搬入が出来ないと経済活動は麻痺してしまう。石油製品が途絶えることは交通機関にとって致命的だ。すでにタクシーもどんどん減車しているし、バスもいつものようには走っていないようだ。国内航空も燃料が途絶えたら運休にすると言っている。
11月に予定しているトレッキングでは秘境なのでキャンプが前提。燃料のケロシンがないと料理ができない。ガイドから急転直下の解決もあるかもしれないが、予定の変更も考えて欲しいとの連絡が入った。当惑しているが、万止むを得ず別のルートを考えている。
一つはガウリサンカール(ロールワリン)ともう一つはマナスルだ。現地事情の確認をしながら、次の段取りも視野に入れなければならなくなった。