ネパールは先日の大地震で致命的なダメージを受けている。何度も訪れたネパールのこと、他人事ではないのだが、正直言って出来ることは何もない。あちこちで寄付のお誘い記事もあるが、その背景や真水効果など考えるとどうも二の足を踏まざるを得ない。

さいわい私の知り合いは全員無事との連絡を受けている。不幸中の幸いと胸をなで下ろした。報道の常だが、被災の影響が大きい映像を流すので、ネパールのどこもかしこもと連想するのだが、現実にはある程度落ち着きをもって日常生活がされているとも聞く。

昨年末マカルーに行った際、お世話になっているガイドのダワさんとは西ヒマラヤのトレッキングを約束しているので地震後だから中止するのではなく、だからこそネパールを訪ねて結果的に応援することになればと念じている。

   (クリックすると拡大します)
今夏予定しているアピ(7132m)、サイパル(7025m)はヒマラヤ山脈の西に位置し、トレイルはチベット国境に接し、インド国境にも近いエリアになる。アピもサイパルも初登は日本人だ。

通常ヒマラヤのトレッキングは10月から12月がベストシーズンと言われるのだが、ヒマラヤ中央部ダウラギリから西部ではモンスーンの影響が少なく、また9月以降になると降雪のリスクが高くなるので7,8月がベストシーズンになる。

今回のルートはヒマラヤでも辺境中の辺境エリア。一昨年歩いたアッパードルパからさらに西奥になる。ネパールガンジまで飛びそこからジープでチャインプールに向かう。そこからシミコットまで3週間かけてトレッキング後、飛行機でネパールガンジを経由して戻るルートになる。

なにしろ情報がほとんどないルートなので行ってみてのお楽しみと言うことになる。