12月9日(火) 10日(水)ラングマーレへ

昨夕の天候から不安な朝を迎えたが、幸い陽が差している。朝焼けしたチョムロン、ネパウも美しい。昨日は大量の水を流していた滝がすっかり氷って白色の帯になっている。日射しを受けると流れを回復するのだろう。

(チョムロン 7200m)
今日は遠くないラングマーレまでのトレッキングになる。マカルーBCから先のタフな行程に備えて体力の温存とそこで使用するギアの点検、操作確認のためレストデイにもなる。

(ネパウ ピーク7 6185m)

荷物も減ったのでポーター二人が朝方里に帰っていった。ダワさんのお兄さんとその知り合いだ。その事態を急に告げられたので慌ててチップを渡す。中途までのチップって相場は?咄嗟の判断でフルの半分にした。荷物からチョコレートとビスケットを探しておやつ代わりに渡す。何日も掛けてきたここから食料も荷物も無しで下山するのを訝って、ダワさんに尋ねた。心配ご無用、一気にタシガオンまで下れますよ!との返事に仰天。さすがと敬服する。

ポーターが減ったので荷物の再配分になる。その手間もあり、ラングマーレが遠くないこともあって9時前ゆっくりの出発になる。

コーラ沿いのトレイルでは上部になると谷を迫り上がってくる風が強くなるのだが、今日も例外なく朝から強い風が吹き上げてくる。ただ日射しがあるので寒さを感じるほどの体感温度ではない。

9時50分ジャッカルカ(4255m)に着く。カルカ向きのなだらかな傾斜地と急登の繰り返しで放牧地としての条件が整っている。11時50分ラングマーレ(4450m)だ。左手に神聖な山、ネパウ(ピーク6、6809m)が眼前に迫っている。